前回は『変わっている練習』の第二弾、
基礎打ちを『クロス』でやっているという内容でした。
今回はそのクロスショットでの基礎打ちにおける注意点です。
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試合に出たことがある方ならその試合を思い出してみてください。
「ここでクロスに逃げれたら・・・」
「ここでクロスに切り返せれば・・・」
その試合で必ずクロスショットを必要とした状況が有ったと思います。
では一体どこで試合で使えるクロスショットの練習をすれば
いいのでしょうか・・・?
通常、ストレートは基礎打ちの時にたくさん練習しているので
それなりに皆さん打てています。
でもクロスショットは大半の方がパターン練習やゲーム練習だけで
使えるようになろうとしていませんか?
でもそれだけの練習では、意外と試合では使えないんです。
実戦で使えるようにするには、
普段の練習からストレートと同じぐらいクロスショットの練習をして、
初めてものになります。
中には簡単に出来てしまう人もいると思いますが、
ほとんどの方が前者のほうではないでしょうか。
またクロスショットと同じで、
バックハンドが苦手で全然出来ないという声も聞きますが、
それも単なるバックハンドで打つ練習が少ないからです。
簡単に言ってしまえば、
フォアで10回打ったら、バックでも10回打つ練習をすればいいのです。
大半の方はフォアとバックとではフォアの練習量が、
あまりにも片寄り過ぎています。
バックハンドがフォアハンドと同じぐらい出来るようになりたいなら
同じぐらい練習するよう心掛けましょう!
ちなみに私は二十歳ぐらいの時に訳あって、
利き手の左手から逆の右手に変えたんです。
変えた当時はまるでバックハンドが打てませんでした。
ネットにも届かず、シャトルはあさっての方向に飛んでいってしまうし、
バックハンドを諦めようと思った事もありました。
でもやっぱり出来ないのが悔しくて
素振りや基礎打ち、リスト強化、バックハンドを意識したフットワーク、
色々やりましたねぇ~
そうそうこんなこともありました。
当時、今から13年ぐらい前のことでしたが、
よく友人と二人で近くの公園で夜中の1時、2時ごろ
「パン! パン! パン! パン!」と
バックハンドでのドライブの練習をしてたんです。
そしたら近所の人に警察に通報されちゃっって(>_<)
これがその時の友人と警察官の会話です。
警察A:「なにやってるんだ?」
友人:「あっ!・・・は、はい、バックのドライブですが・・・」
警察B:「はぁ!?ドライブ?・・・バトミントンだろ!」
友人:「・・・。」
そりゃ見りゃ誰だって分かるだろっ!
しょうもない質問するなっつうの!!
それに”バドミントン”だよ!
まぁ私の友人も素人にドライブとか言ってるし、
どっちもどっちなんですが、
でもやっぱりバドを知らない人は「バトミントン」なんですよねぇ・・・
もっとメジャーにならないと(-_-;)
でもその夜中の秘密練習の甲斐あって、
今ではバックハンドは苦手では無く、
どちらかというと得意なショットになりました(^_^)v
バックハンドが苦手だと思っている人!
練習すれば必ず上達しますから諦めないで頑張ってください!
さて話が大分ずれてしまいましたが、
いよいよ本題のクロス基礎打ちの注意点です。
まずクロスショットとストレートの異なる点を把握してみましょう!
自分の前方に奥まで飛ばせば良いというストレートに対して、
クロスショットはコーナーギリギリに狙って打ちます。
したがってストレートよりも距離、方向、正確さが要求されてきます。
ドロップやドライブは距離が長ければアウトになってしまいますし、
ロビングの場合でも方向がずれてしまったら
サイドアウトになってしまいます。
クロスショットとは、
「打ちたい方向に打つ」
「狙ったところに打つ」
という練習です。
「CLUB WAKABA」では基礎打ちのみならず色々な練習に
クロスショットを積極的に取り入れています。
普段の練習から習慣づけておけば試合でも使えるようになりますので。
最初はサイドアウトになったり中途半端にセンターに上がってしまったり
しますが、慣れてくると狙ったところに打てるようになるもんです。
以上の事を注意してみて、
皆さんも練習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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【ぷちコラム】
シューズ選びは慎重に!
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バドミントンをする上で、一番大切な道具ってなんでしょう?
ラケットももちろん大切ですが、
やはり「シューズ」選びに一番時間をかけたいと思います。
なぜなら合わないシューズをはいていると、即、怪我につながるからです。
最近はネットで定価より安く買えたりしますが、
通販で買う場合も事前にショップで試し履きをするようにしましょう。
シューズ選びのポイントは以下のとおりです。
(1)お店の人にバド用ソックスを借ります。(あるいはMyソックス持参)
(2)かかとをしっかり合わせて履きます。
その際に、つま先にある程度の余裕が必要です。
(踏み込んだ時につま先を痛めない為)
(3)紐を締めて、軽く前後左右に圧力をかけてみます。
そのときに靴の中で足が泳ぐような感じはNG。
またキツ過ぎももちろんNGです。
同じサイズでも、足の指の形は人それぞれなので、
「あの人が履いてるシューズかっこいい!あれと同じもの買おうっと」
という選び方はしないほうが良いでしょう。(^^)
もうひとつ重要なポイント!
シューズの試し履きは午前中ではなく夕方以降にしましょう。
朝と夜とでは足の大きさがかなり違います。
これはハイヒールを履いてる女性の方ならよくご存知ですよね!?(^^;)
クロスの注意点とバックハンド
2006/01/10 by material-crew