時代の流れで変わってきたものとは

2006/05/30 by material-crew

今回は「CLUB WAKABA」のお話ですが、
その前にちょっとだけ、
前回の続きで指導者の立場から見てのお話です。

「教える」ということは常に責任が発生します。
あいまいな教え方では
生徒さんは疑心暗鬼になるばかりで不信感を持ってしまい、
挙句の果てにいつのまにかコーチの元を去ってしまいます。

そうならない為にも
指導者は自身を持って指導できるように、
常に勉強する必要があると思います。

私もコーチを引き受けるようになってから、
色々なクラブに行くようになりました。
もちろん自分の練習ということもありますが、
色々な人のプレーを見るということが
とても勉強になるんです。

とまぁ~色々と偉そうなことを言ってしまい、
話が長くなってしまいましたね(^_^.)
すいませんです。

さてさて、今回は「CLUB WAKABA」
のお話ですね。

そういえば、
ずいぶんと打ち方やラケットの握り方が変わってきましたね。
え!?「CLUB WAKABA」の皆さんが?
いえいえバドミントン界全般のことです。

昔のラケットって、
今思えばめちゃくちゃ重くなかったですか?
今から20年ぐらい前のことですが、
重さはゆうに100g以上はあったと思います。
ちなみに私も始めて買ったラケットは
ヨネックス製のアルミフレームで
シャフトがスチールものでした。
価格は5000円ぐらいだったでしょうか。

今じゃ重すぎて、
とてもじゃないけどそんなラケットは使えません!
っていうか手首壊しそう(^_^.)

時代と共にラケットに使われる素材もどんどん変わり
軽量化され、主流はカーボン、チタン、
そして今話題になっているナノチューブ。
まぁ、はっきり言って私には素材の違いなどは分かりませんが^_^;
ラケットの形状はトップがやや広がっていて
スィートスポットが広くなったアイソメトリック形状。
フレームの幅も薄くなり、
力の無い方でもわずかな力で十分に使いこなせる
ラケットになったのではないでしょうか。

そのラケットの振り抜きが良くなったことにより
“しっかり面を作って打つ”
というスタイルから“弾いて打つ”
というスタイルに、ここ10年ぐらいで変わってきたと思います。
でも使いやすくなった分ラケットの値段も年々上がり、
一昔前の公式テニスのラケットと同じぐらいの価格にまで
なってしまいました。

そんでもってすぐ折れるし。
バドミントンって案外お金がかかるスポーツですね(-_-;)

前置きが長くなってしまいましたが、
「CLUB WAKABA」ではそんな現代のラケットを十分に
使いこなせるよう
“弾いて打つ”
という練習をメニューに取り入れています。

練習方法ですが、
まずネット前に立ってもらい、ハンドトスノックで目の前に
上がってきたシャトルを肘から先で弾くように打つという練習です。
ちょうど玉足の短いプッシュをイメージしながら打つ感じです。
とにかく“肘から先で弾く!”
という感覚です。

最初は感覚がつかめないみたいでしたが、
何回かやっているうちにコツをつかんできたようで、
半数以上の方が思っていたより早く出来るようになりました。
恐らく「CLUB WAKABA」の皆さんは
このような練習は初めてだったのではないでしょうか。

後、最近はっきり変わってきたなぁ~と思うことがあるんです。
それは「CLUB WAKABA」の皆さんの体力と脚力です。
今年の3月ぐらいから
フットワークを少しずつやるようにしてきたんです。
始めの頃は前後5往復とサイド5往復をそれぞれ2セット。
見よう見真似でやっていたフットワークも、
最近では徐々に動くスピードも速くなり、
だいぶ安定感も増してきました。

今は前2箇所のV字とその逆の後ろ2箇所をプラスしてやっています。
改めてチャイナステップやサーキットトレーニングの重要性を
痛感させられましたね。

やっぱりバドミントンは下半身です!
約1年近くやってきた
チャイナステップとサーキットトレーニングの
成果がようやく実になって現実となってきたんですね!
やってて良かったです!

この状況の変化は指導者としてはとても嬉しいことです!(^^♪
皆さんも是非、
チャイナステップやサーキットトレーニングを練習に
取り入れてみてはいかがでしょうか。
脚力もアップし、またケガの予防に繋がりますよ。

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【ぷちコラム】
ロングサーブが消える日? 
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先日行われた国別団体戦のトマス杯、ユーバー杯、
日本選手は惜しくも入賞できませんでしたが、
男子では佐藤翔治選手、女子では森かおり選手が
それぞれオリンピックメダリストから大金星を上げましたね。
本当にすごいです!

ところで今回の試合で気になったのは
シングルスのサーブです。
私は男子決勝の中国対デンマークの戦いを観にいったのですが、
そこでやっていたシングルスの試合でのサーブのほとんどが
ショートサーブなのです。
これはルールがラリーポイント制になった為、
スマッシュなどの強打によるポイントを避ける為の
対策なんだと思います。

今までのルールでしたら、
ロングサーブを打って、それをスマッシュで決められた
としても単なるサービスオーバーになるだけでしたが、
ラリーポイント制の場合はサーブ権に関係無く
決めた方のポイントになってしまいます。
21点ラリーポイント制が正式に決まった今日、
ますますロングサーブは不必要になってしまうのでしょうね。
世界で勝つ為にはルール改定と共にプレースタイルも変えないと
いけないようです。

まぁ、私たちにはみたいな町の大会レベルぐらいでしたら
まだあまり関係の無い話なんですがね^_^;

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