クロスヘアピンをストレートにロビングすると?

2006/08/08 by material-crew

前回の“試合を想定した練習方法”はいかがだったでしょう。
実際に試してみましたか?

基礎打ちでは打てても、実戦で使うには、
【実戦を想定した練習】がやはり必要不可欠ということを、
改めて気づかれたのではないでしょうか。

さて今回ご紹介するのは、前回お話しした
「クロスヘアピンをロビングで返球する」際に、
よく見うけられる現象についてです。
これを知っていると知らないとでは明暗を分けるかもしれませんよ(^o^)!
最初に言っておきますが、これは初級~中級者の方によく見られる現象です。
上級者にはあてはまりませんのであしからず。

前回のメルマガで、
「クロスヘアピンをストレートにロビングで返球する・・」
というパターン練習がありましたね?
やってみると意外と難しいです。
きちんと自分のストレートにロビングを上げることが出来ましたか?
きちんとストレートのロビングを高く上げられることが出来たなら
あなたはもうこの練習は卒業です!

上げられなかった人!
自分の正面のストレートに上げようとしても、
センターライン付近に上がっちゃいませんか?
前回にもお話ししましたが、
クロスヘアピンをストレートにロビングで返球するのって
意外と難しいんです。

が!
今回はこれを逆の発想で考えてみてください。
この”センターライン付近に上がってしまう”
ということを知っていることが大事なんです。

何故だかわかりますか?

自分たちがサイドバイサイド(横に並んでレシーブの体型をとる)の状態から、
相手のドロップをクロスヘアピンで打ち、打った人は前衛に入ったとします。
相手は飛んできたクロスヘアピンを前に落とそうとしても
クロスヘアピンを仕掛けた人が前衛に入っているので、
前にヘアピンで落とさずロビングで返したとします。
この時です!
前回のクロスヘアピンをストレートのロビングで返球する練習をしていない人は、
クロスヘアピンをストレートで返そうとしても、
ほとんどがセンターライン付近に上がってしまうのです。
ということは・・・

そうです!

後衛で相手からのロビングを上がってくるのを待ってる人は
センターライン付近で待っていればいいのです。
ロビングの上がってくる場所が分かっていれば、
次の攻撃もしかけやすいですよね?

これはセオリーどおりでない考え方かもしれませんが、
現状の中級レベルぐらいまでのプレーヤーの方にはほとんど適応します。

要するに中級ぐらいまでのプレーヤーの方は
クロスヘアピンをストレートにきっちり返せる技術があまり無いということです。
逆にこれをきっちりストレート、クロスにロビングが上がってくるようであれば、
相手の方がレベルが上だということがわかりますね。

いかがだったでっしょうか?
ただこの現象を利用するには、
自分達がきっちりクロスヘアピンを打てないとダメなんですけどね・・(^。^;)

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【ぷちコラム】
ラリーポイント制における裏技!? 
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さて私の住んでいる町も秋の大会からラリーポイント制が導入される
という噂です。
ラリーポイントでゲームをやったことのあるプレーヤーの方!
ちょっとこの状況を想像してみてください。

18-20で相手はマッチポイント
そんでもって自分たちのサービス
後、一回でもミスしてしまったら敗けです。

次のサーブをネットに掛けても負け!
短くてアウト!でも負け!
ショートサーブが浮いてしまって強烈なプッシュ!リターン出来ず負け!
ロングサーブがやっぱり無難!?でもスマッシュされそう。。。

色々な事を考えてしまいますよね?
特に初級レベルの方は緊張してしまうことでしょう。
そんな時、どうしようもなかったらお勧めのサーブがあります。
シングルスをされる方なら分かるかもしれませんが、
ダブルスのバックライン付近に垂直に落ちるロングハイサーブを
するんです!できるだけ高く。

そうするとシャトルは垂直に真っ逆さまに落ちてきます。
垂直に落ちてくるシャトルって意外とスマッシュしにくいんですよ。
恐らく一番返しやすいのがドロップ、次がクリアではないでしょうか?

とういうことは、攻撃されにくいということになります。
上げてしまうのがなんでも“ダメとは限らない”ということです。
たまには豪快に上げてしまって相手をビビらせましょう!

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