テークバックとフォロースルー

2007/10/30 by material-crew

テークバックとフォロースルーって聞いたことありますよね?
多くのプレーヤーの方は知っている、
または聞いたことがあると思います。

これはバドミントンだけではなく、
テニスや卓球、野球やゴルフなどにも共通する動作の一つです。

一言で言えば、
「打つ前の溜め」がテークバック
「打った後の抜き」がフォロースルー
こんなところでしょうか。
しかし意外にも、この二つを指導者の方でさえ
あまり理解されていないことがあるようです。

“テークバックを取るように”
とか
“フォロースルーしなさい”
などと言われつつも、
言われた方は「何でするのか?」とか、
「どういう目的なのか?」など、
あまり理解されてないことが多いようです。

私もその一人なのかもしれませんが・・^_^;
そこで今回はこのテークバックとフォロースルーについて、
私なりに今一度考えてみたものを書いてみました。

あくまでもこれは私の主観的に感じたもので、
絶対ということは無いと思います (^_^.)

さて、それぞれの目的や役目ですが、
テークバックは、
「球に勢いを付ける」
「相手に色々な球が打てるぞ!という見せ掛け」

フォロースルーは
「打った球を安定させる」
「次のショットを打つ準備」
大まかに言うとこんなところでしょうか。

例えばクリアやスマッシュの場合、
テークバックを取ることにより腰がひねられ力が溜められます。
それを一気に開放することにより、
溜められた力も一気に開放され、ラケット面のシャトルに伝わります。

これがテークバックをしないで打つと、
ただ単に当てるだけの「手打ち」になってしまいます。
そして打った後のフォロースルーですが、
途中で止めず、しっかり振り抜くことにより、
腰の回転が使われたことになります。

このフォロースルーが出来ていないと、
体のひねりを使いきれていないことになり、
100%の力を出し切って無いと言っていいでしょう。
クリア、ドロップ、スマッシュ、プッシュ、ヘアピン。
それぞれのショットには大なり小なり
テークバックとフォロースルーが入るのが理想だと思います。

私のコーチしている家庭婦人のバドミントンクラブ
「WAKABA」でも、
このテークバックとフォロースルーに関しては、
毎回指摘しています。

特に初心者の方や力の無い人こそ、
この二つが出来るか、出来ないかで、
シャトルが飛ぶ距離やスピード全く変わってきます。
羽を打つことばかりにとらわれて、あまりテークバックとフォロースルーを
意識していない方は、一度、チェックされてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら力が最大限使われていないかもしれないですよ^_^;

ちなみに、
私がこのテークバックとフォロースルーを、
特に重視しているのがドライブです。

サイドバイサイドでレシーブの形になった時、
バックサイドに浮いたスマッシュが来たら、
私は、すかさずバックハンドでテークバックを取り、
そしてセンター寄りのクロスにドライブで切り返します。

この打った時にバックハンドでフォロースルーをしながら、
そのままフォアハンドでテークバックを取ります。
そしてそのままプッシュ!!
こうすることにより相手の返球を更に詰めて、
前で決めることができるのです。

特に速い球の場合、
クロスに打った球の返球の約8割がストレートに返ってくるので、
このようなコンビネーションが可能となるのです。
ただし、これには気をつけなくてはいけない点があります。

あまりにも相手の構えているバックハンドのところへ打ってしまうと、
逆にクロスに切り返され、カウンターを食らってしまうのです(^_^.)
でも決まった時には快感です(^^♪

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