前回は急遽予定を変更して
マイパートナーがアキレス腱を切ってしまったことから、
「アキレス腱」のお話でした。

それにしても「アキレス腱」を切ってしまうと、
楽しいバドミントンも当分出来ず、
さらには、日常生活に支障がでてきてしまいます。
皆さんも、練習前にはしっかりと時間を取って、
ストレッチを行いましょう!
さて今回は、前回予定していたお話です。

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ところで皆さん、
「中心視」とか「周辺視」って言葉を聞いたことありますか?

ちなみに私はその言葉を知ったのは
半年ほど前に放送されていたあるテレビ番組でした。

どんな番組かというと、
「何故、車の運転手は交差点で曲がる時、
歩行者や自転車の巻き込み事故を起こすのか?」
というものでした。

車を運転される方ならちょっと思い出してみてください。
運転する時ってどこ見ていますか?

まっすぐ走っている時は前の車、
もしくは15~20m先を見て運転しますよね。

曲がる時はどうですか?
まずは信号を見て、それで左右、そして後ろを確認して
曲がると思います。

この時、運転手が見ている前方を「中心視」
左右斜め前を「周辺視」と言うのです。

「中心視」とは物がなんであるのかを
『はっきりと』確認して見ることが出来ます。
この場合、前の車や信号を見る時です。

逆に「周辺視」とは、何であるのかは分からないが、
『何かが動いている』という情報だけが確認できます。
交差点などで左折や右折する時に「チラッ」と視界に入る
横断歩道を渡っている歩行者などです。

運転手は前方だけに注意が片寄ってしまうと、
その結果、交差点で周りの状況判断を怠ってしまい
そのような事故を起こしてしまうのです。

その番組を見ていた私はふと、疑問に思ったのでした。
バドミントンでも同じような原理が働いてないか(・・?

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通常、ダブルスのゲームの時に、
トップアンドバックになったり、
サイドバイサイドになったり、
その時の状況によって、
フォーメーションを変えていきます。

その時、前衛に入ったあなたは
どこを見て構えていますか?

後衛がどこにいるのかを確認する為、
ちょくちょく後ろを振り返って見たりはしていませんか?

実は後ろを振り返ってしまうと、
前衛の仕事がおろそかになり、
結果、反応が遅れてしまうのです。

それにより、切り返されたり、
また、チャンス球をネットに掛けたりしてしまいます。
もったいないですよね(>_<)
ならどうやって後衛の動きを確認すればいいのでしょうか(・・?
実はここで、冒頭でお話しした「周辺視」が出てくるのです。

この「周辺視」うまく使って的確な状況判断が出来れば、
効率の良い攻め方が出来ます。

具体的にどうやるのかとういうと、
前衛に入った時、なんとな~く横長に視野を大きく見るんです。
そう、前ばかり一点に気を使うのでは無く。

そうすると、どうでしょう。。。後衛がどの辺で、
どういう態勢になっているのかが感じ取れませんか?

見るというより感じるのです。(・_・)

後は後衛が打つ時に、
「周辺視」から「中心視」に切り換えるのです。

切り換えるポイントは後衛が打ったと思ったら、
すぐ「中心視」、すなわち飛んでいくシャトルに集中するのです。

最初は慣れないかもしれませんが、
慣れてくると今まで前衛にいても反応できず、シースルーの球
だったのが反応が出来るようになります!

ダブルスの基本中の基本、後衛がチャンスを作って
前衛が決めるというダブルス本来の形が出来れば、
より一層、バドミントンが楽しくなりますよ!(^^♪

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【ぷちコラム】気にいっているラケットが折れてしまったら 
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バドミントンのラケットって本当に高額ですよね?
年々、価格も上がっていき、使いやすさも向上?
しています^^;

そんな高額なラケットは実に簡単に折れてしまいます。

あ~高い(-_-;)

大半のお店は割引されても1本、1万4千円~7千円ぐらいします。
痛い出費ですよね?(>_<)
そこで、もし折れてしまったら、ダメ元で買ったお店から
メーカーに出してもらいましょう!

うまくいけば6割負担で同じラケットと交換できるかも
しれません。
6割負担なんで、4割引で新しいラケットを購入するのと
同じなんですよ!

保障が切れてしまっていても頑張って交渉してみましょう!
もしかしたら・・・(^^♪

でもあくまでもダメ元ですのであしからず。

実戦

さて、今回は先日お邪魔させていただいた地元のクラブチームの中で
ふと気づいたことです。

たまたまゲーム中に組んだ人に
「ダブルスのレシーブってどこを狙えばいいですか?」
って聞かれたんです。

「スマッシュはどこ狙えばいいですか?」って質問でしたら
「二人の間」とか「センター付近」とか、「相手の肩口」
まぁ、基本的に相手の取りづらいとこや、
空いているスペースに狙って打つように、とアドバイスできます。

でも、そういえばレシーブってどこを狙うんでしょうね?

言われてみれば素朴な疑問ですが、
「一瞬どこだろう・・・」って思ってしまいました^_^;

「同じとこに上げちゃダメ!」とか、
「ネット前に返す」とか、
そういうことはよく言いますが
「ここを狙ってレシーブする」っていうことってあんまりないと思います。

要するに相手あってのレシーブですから、
その時の相手の状況によってかなり変わってきますから。
なら、普段の練習では一体どこを狙えばいいのでしょうか?

今回はこのレシーブについて考えてみたいと思います。

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上級者の方によく「上げちゃダメ!」って言われませんか?
でもそういう上級者は、試合で簡単にポンポンと上げてしまっている(・・?)
矛盾していると思いませんか?

確かに上級者の方は試合で簡単にレシーブを上げているようですが、
実はこれは前衛に止められないようにその前衛の上を越すように
上げているのです。

結果として高く上げてしまっていますが、
ただ単に相手にスマッシュを打たせている訳ではありません。
上げながら相手の後衛を左右に振って動かし、
甘い球が来たらすかさず前衛を抜くドライブでの切り返しを狙っているのです。

そして攻撃に移るのです。

実際、初級~中級者ぐらいのプレーヤーの方って、
上級者の試合を見て、
自分達もスマッシュを「奥まで高くレシーブしなくちゃいけない」
と思いながら打ってるように見受けられます。
前衛がまったく張っていないのに
“奥までロングレシーブ!”
甘い高めのスマッシュが来ても無理して
“奥までロングレシーブ!”
そんな光景をよく見かけますが、これではどうぞ打ってください!
って言っているようなもので、攻撃される一方です。

前衛が張っていなかったり、甘い高めの遅いスマッシュが来たら
奥まで返さず、ネットに置きましょう!
もちろんドライブで切り返えせれば尚良いです。
そのような返球により自分たちに攻撃のチャンスが回ってきます!
“たまたま上がってきた球を攻撃する”から“上げさせて攻撃する!”
という意識に変えるのです。

とにかくバドミントンは攻撃が最大のレシーブ!
まずは1本でも多く攻撃のチャンスを作るようにしましょう!
どのような状況の時にどこにレシーブすれば上がってくるのか?
そのように考えてプレーするにつれて自然とどこにレシーブすれば
いいのかが分かってきます。

「考えてプレーをする」これがレシーブ上達のカギなんです!

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【ぷちコラム】
ラリーポイント制の試合運び 
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先日、千葉で行われた全国小学生ABC大会の会場で、
偶然、トナミ運輸の舛田圭太選手にお会いしました。
私もビックリしたんですが、
彼も「なんでワカさんここにいるの?」って感じの顔をしてました^_^;

実はちょっとした知り合いで
こっちに来た時に練習の相手をしてもらったりしているんです。
せっかくの機会なのでラリーポイント制のゲームの進め方
について色々と聞いてみました(^.^)

実は私もまだ公式戦でラリーポイントではやったことなかったので、
聞いてみたかったんです。
まずは、基本的に戦略は変えない方が良いそうです。
そして、今までほとんど点数を取られなかった格下の相手でも、
15点ぐらいの失点はしてしまうそうです。

なので、最初からある程度の失点は仕方ないと割り切って
試合に臨むのが良いそうです。
またラリーポイントにおいての2点差は、一回のミスですぐ挽回できる
ので、とにかく「焦らない!」

焦ってしまっている選手がやはり追いつかれて自滅してしまうようです。
最後に言われたのが相手のミス待ちを待って受身になってしまうと、
相手にペースをもっていかれてしまうので、
とにかく“強気!”で
と言われました。

参考になりましたか?(^.^)

実戦

前回の“試合を想定した練習方法”はいかがだったでしょう。
実際に試してみましたか?

基礎打ちでは打てても、実戦で使うには、
【実戦を想定した練習】がやはり必要不可欠ということを、
改めて気づかれたのではないでしょうか。

さて今回ご紹介するのは、前回お話しした
「クロスヘアピンをロビングで返球する」際に、
よく見うけられる現象についてです。
これを知っていると知らないとでは明暗を分けるかもしれませんよ(^o^)!
最初に言っておきますが、これは初級~中級者の方によく見られる現象です。
上級者にはあてはまりませんのであしからず。

前回のメルマガで、
「クロスヘアピンをストレートにロビングで返球する・・」
というパターン練習がありましたね?
やってみると意外と難しいです。
きちんと自分のストレートにロビングを上げることが出来ましたか?
きちんとストレートのロビングを高く上げられることが出来たなら
あなたはもうこの練習は卒業です!

上げられなかった人!
自分の正面のストレートに上げようとしても、
センターライン付近に上がっちゃいませんか?
前回にもお話ししましたが、
クロスヘアピンをストレートにロビングで返球するのって
意外と難しいんです。

が!
今回はこれを逆の発想で考えてみてください。
この”センターライン付近に上がってしまう”
ということを知っていることが大事なんです。

何故だかわかりますか?

自分たちがサイドバイサイド(横に並んでレシーブの体型をとる)の状態から、
相手のドロップをクロスヘアピンで打ち、打った人は前衛に入ったとします。
相手は飛んできたクロスヘアピンを前に落とそうとしても
クロスヘアピンを仕掛けた人が前衛に入っているので、
前にヘアピンで落とさずロビングで返したとします。
この時です!
前回のクロスヘアピンをストレートのロビングで返球する練習をしていない人は、
クロスヘアピンをストレートで返そうとしても、
ほとんどがセンターライン付近に上がってしまうのです。
ということは・・・

そうです!

後衛で相手からのロビングを上がってくるのを待ってる人は
センターライン付近で待っていればいいのです。
ロビングの上がってくる場所が分かっていれば、
次の攻撃もしかけやすいですよね?

これはセオリーどおりでない考え方かもしれませんが、
現状の中級レベルぐらいまでのプレーヤーの方にはほとんど適応します。

要するに中級ぐらいまでのプレーヤーの方は
クロスヘアピンをストレートにきっちり返せる技術があまり無いということです。
逆にこれをきっちりストレート、クロスにロビングが上がってくるようであれば、
相手の方がレベルが上だということがわかりますね。

いかがだったでっしょうか?
ただこの現象を利用するには、
自分達がきっちりクロスヘアピンを打てないとダメなんですけどね・・(^。^;)

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【ぷちコラム】
ラリーポイント制における裏技!? 
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さて私の住んでいる町も秋の大会からラリーポイント制が導入される
という噂です。
ラリーポイントでゲームをやったことのあるプレーヤーの方!
ちょっとこの状況を想像してみてください。

18-20で相手はマッチポイント
そんでもって自分たちのサービス
後、一回でもミスしてしまったら敗けです。

次のサーブをネットに掛けても負け!
短くてアウト!でも負け!
ショートサーブが浮いてしまって強烈なプッシュ!リターン出来ず負け!
ロングサーブがやっぱり無難!?でもスマッシュされそう。。。

色々な事を考えてしまいますよね?
特に初級レベルの方は緊張してしまうことでしょう。
そんな時、どうしようもなかったらお勧めのサーブがあります。
シングルスをされる方なら分かるかもしれませんが、
ダブルスのバックライン付近に垂直に落ちるロングハイサーブを
するんです!できるだけ高く。

そうするとシャトルは垂直に真っ逆さまに落ちてきます。
垂直に落ちてくるシャトルって意外とスマッシュしにくいんですよ。
恐らく一番返しやすいのがドロップ、次がクリアではないでしょうか?

とういうことは、攻撃されにくいということになります。
上げてしまうのがなんでも“ダメとは限らない”ということです。
たまには豪快に上げてしまって相手をビビらせましょう!

実戦

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