スマッシュの角度

2008/08/19 by material-crew

┏—<<本日のメニュー>>———————————–┓
<1> 前回のおさらい【調子の悪い時には】
<2> 本日のお話【スマッシュの角度】
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<1> 前回のおさらい【調子の悪い時には】
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前回は、調子の悪い時はどうすればいいのか?
という内容でした。
誰だって調子が悪い時は調子の悪いなりにしか出来ないに
決まってるじゃないか!って思いますよね?(^_^.)
確かにおっしゃるとおりです。
しかし、その調子の悪い時に何が出来て、
また、何が出来ないかを“再認識”しておくことにより、
その日の練習内容であったり、試合結果が大きく変わってきます。
人間である以上、どんなに体調管理に気を配っていても、
万全な体調で試合に挑める保障はありません(~_~;)
だからこそ、
調子悪い時の自分自身を把握しておく必要があるのです。
「調子の悪い時の己を知る」
これこそが、たくさんの試合で結果を残すことが出来る
技かもしれません。
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<2>本日のお話【スマッシュの角度】
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さて、今回はバドミントンのショットの中での最速ショット、
いやスポーツ界においての最速
“スマッシュ”についてです。
スマッシュとは高い打点から、
相手のコート目掛けて鋭角に強打するショットで、
バドミントンの最大の魅力でもありますね。
この北京五輪でもスマッシュ力に定評のある前田選手の強打が
目立ちました(^^♪
ちなみに世界最速記録は、
今回、北京五輪で銀メダルを獲得した中国男士ダブルスの
傳 海峰(フ ハイフン)選手が2005年に出した
“時速332キロ”です。
速~(@_@;)
まるで新幹線です。
この記録は世界最速の球技として『ギネス世界記録』にも登録され
現在もまだ破られていません。
さてこんなに速いショットなんですから、
角度が無いまま打ってしまえばみんなバックアウトしてしまいます。
そこで、できるだけ鋭角な角度をつけたい訳ですが、
スマッシュってどれぐらいの角度だと思いますか?
実はスマッシュの角度は5~6度ぐらいだそうです。
もっとあるかと思っていました。
意外です(^_^.)
スマッシュって、二人の間センター付近を狙ったり、
サイドライン付近や利き手の肩口を狙ったりしますよね?
要するに、到着地点がどこなのか?
ということが重視されています。
しかし、果たしてそれだけがそんなに重要視されて
いいのでしょうか?
先日、以前コーチをしていた家庭婦人クラブ「WAKABA」に
突如お邪魔した時のことです。
その時、スマッシュのノックをやっていたんですが、
皆さん浮き浮きのスマッシュを打ってるんです。
確かに狙っていた場所には打てていたんですが、
ネットの上を通過した高さは50センチも上。
それって、仮にネット前で打ち返すことが出来るなら、
スマッシュ返しだって理論上可能ですよね?
もちろんやや前で取られてしまえば、
ドライブで切り返されてもしまうと思います。
そこで、私は
「スマッシュを打つ前の力を溜める時に、
ネットの白い帯を周辺視を使って見てください!」
(※周辺視:詳しくは2006年10月3日の当ブログをご覧ください)
http://blog.material-crew.shop-pro.jp/?month=200610
と指示したところ、
スマッシュの角度が鋭角に変わってきたのです。
何回か打っている内に、
だいぶ鋭角的なスマッシュになってきました。
練習後、話を聞いてみると、
今までドロップの時はネット目掛けて打っていたようなんですが、
スマッシュになると余裕が無いらしく、
なんとなく打っていたらしいのです。
確かにしっかりネットを見ようとしたら、
打ち損ねてしまうかもしれません。
見るというより感じる感じで十分です。
これだけでスマッシュが鋭角的になるので、
切り返されにくい効果的なショットになるのです。
ぜひネットを感じながらスマッシュを打ってみてください(^^♪

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