パターン練習の基本(後編)

2006/03/07 by material-crew

先週は中国出張の為、「CLUB WAKABA」の練習内容のメルマガは
お休みさせていただきました。

さて、前回はパターン練習の内容の前編でした。
今回はパターン練習の後編ということで、もうひとつのパターン練習を
ご紹介します。

  ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
前回の冒頭でもお話しましたが、「CLUB WAKABA」のパターン
練習は2ヶ月変えません。

「2ヶ月も同じことやるの!?それは飽きるわっ!」
って思いますよね?

でも実際には、月に4回、更に月の最終練習日はパターン練習はお休み
して一人5分間ずつ個人ワンポイントレッスンというものをやっているので
正味、月に3回。2ヶ月間やったとしても計6、7回しかないんです。
学生ならたったの1週間ぐらいの練習量でしょうか。
その限られた時間の中で成果を出すのってとても大変なことなんですよ。

  ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

さて前置きはこれぐらいにして内容に入ります。
今日ご紹介のパターン練習は「クリア関係」です。
この練習はコートの半面を使ってやります。

バックサイド側からの見た説明をします。
まず一コートに8人入り、4人・4人でネットをはさんで分かれます。
それぞれセンターラインとダブルスのバックサービスラインが交わる付近を
先頭に、ネット方向に向かって縦に並びます。ネット側が正面になります。
並ぶ間隔は前の人とぶつからない程度で、間隔を空けすぎてもダメです。

文章を読んでもイメージがわかない方は
こちらの図解をご覧ください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

パターン練習「クリア」


相手コートの人から自分のバック奥コーナ(右利きの場合)に高くロビング
を上げてもらいます。
この時、最初に上げるロビングは一番後ろからだと奥まで上げるのはとても
難しいので、ネットに一番近い人に上げてもらいます。
上がって来た球を一番後ろに並んだ人から順番にそのまま真横に移動し、
バック奥からラウンドのストレートクリアで相手のフォア奥(右利きの場合)
に打ち返します。

この時に気をつけるのは、しっかりとシャトルの落下地点に素早く入り、
高い打点で打つことです。
間に合わないからといって落として打つ、俗にいう“女の子打ちのバック”
にならないようにすることです。

ちなみに相手コートの人から見たら自分のフォア奥(右利きの場合)に飛んで
くることになります。
飛んできた球に対して、相手コートの人も同様に打ち返します。

ちなみに相手コートの人はフォアで相手のバック奥(相手が右利きの場合)に
ストレートのクリアで返球します。
そしてお互い打ち終ったらすぐ前に出て、センターライン上の一番前の列に
並ぶという感じです。

この動作をお互い繰り返し、200回続けたら終わり、
途中で失敗したらまた最初からやり直しです!
それが終わったら今度は逆の反面で同じことやります。

バック側で打っていたチームは、今度はフォア側で打つことになります。
この練習はまずは続ける事が最大の目標で、
とにかくミスショットをしないように気をつけます。
もう少しで200回・・・ということろで自分のミスのせいで
最初からやり直しになったら、、というプレッシャーがなかなか緊迫感が
あって良い練習になるようです。

こんな感じで「CLUB WAKABA」ではドロップ、ヘアピン、ロビング、
そしてクリアのパターン練習をやっているのです。

前にもお話しましたが、家庭婦人の上級者の方はとにかく
クリア、ドロップ、ヘアピン、ロビング
を丁寧に確実に返してきます。

強打がなくてもこの4点さえしっかりマスターすれば試合で十分勝てるのです。
そして、その中でも特に重要なウエイトを占めているのがクリアとロビング。
この2つのショットをマスターすることが上達への近道であり、試合に勝つ為
には必要不可欠となるのです。

ですから「CLUB WAKABA」ではこの2つのクリアとロビングに重点
を置き、練習メニューを組み立てています。

一見簡単そうに見えるショットですが、とても奥が深いショットで、自分が
言うのもなんですが、未だ完璧なものになっていないと思います(^_^.)
まぁ~それだけ難しいショットなんですよ。

とにかく練習あるのみなので皆さんも前向きに頑張っていきましょう!
次回は現時点での皆さんの成果についてお話します。
それでは・・・次回をお楽しみに!

*————————————*
【ぷちコラム】
線審のジャッジについて
*————————————*

皆さん、試合に出られる方は必ず線審ってやったことがあるはずですが、
あの線審って結構大変ですよね?
特に男子の上級者レベルだと球が速くてインかアウトの判断って分からない
ことが多いと思います。

私も正直、あまり目が良くないので線審はけっこう怪しいかも・・(^_^.)

でも初速300キロのスピードのシャトルを人間の目でジャッジするのは
けっこう厳しいものがありますよね。
   *   *   *   *
とある試合の線審をしてた時のことです。
相手のスマッシュがバックライン上付近をかすめて着地しました。
判断が難しくどちらにもとれるようなシャトルでした。
そのとき「やばっ!どうしよう」と一瞬戸惑ったのですが
自分の目の前でプレーしている側の有利になるような采配、すなわち
「アウト!」
と言ってしまいました。案外気のよわい私です・・ここだけの話。
相手側からもクレームは出ず、その時は内心“ホッ!”としてしまいました。

でも本当に、イン、アウトの判断がつきかねる球ってありますよね。
そんな場合は、とにかく自信をもってジャッジをすることです。
ちょっとでも迷ったそぶりを見せると、選手も観客も
「あの線審だいじょうぶかよぉ?」
などと疑いの目で見るようになりますから。

試合に出るということは
主審・線審がきちんとできる、ということがまずは大前提です。
最初のうちはけっこう緊張するものですが場数をふんでいくうちに
慣れてきます。
試合も審判も自信をもって!のぞみましょう(^^)

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ