クロスネット

2008/10/28 by material-crew

今回のお話はシングルスプレーヤーの方には、
ぜひともマスターしていただきたいショット、
「クロスネット」
です。

クロスネットとは、
ポール近くのネット前に落とされた球を、
相手の反対側ポール近く、ネット前に落とす
ちょっと長めのヘアピン。

シングルスは、とにかくコート四隅をひたすら狙う種目なので、
試合を優位に進めるにはこのクロスネットは絶対必要です!(^^♪

またダブルスにおいても、
相手ペアが左右どちらかのエリアに固まってしまっている時など、
空いているネット前にクロスネットを落とせれば、
エースショットにもなります。

クロスネットにはバックとフォアがありますが、
バックハンドの方がやり易いと思いますので、
今回はバックハンドからの説明です。

ちなみにフォアからのクロスネットは、
バックハンドをそのまま反転させたものとお考えください。

さて、まずラケットの握りですが、
特にサムアップ※1させる必要は無く、
フォアハンドグリップ(イースタングリップ※2)で持ちます。
(サムアップ※1:親指の腹をグリップの一番広い面に添える
 バックハンドのグリップ)
(イースタングリップ※2:包丁を握るような感じで、
 ラケット面が床と垂直になるグリップ)
ラケットヘッドはポール方向に向け、
軽く肘を曲げ、ラケット面を床と平行に寝かせて待ちます。

シャトルがネット前に飛んできたら、肘を下に引くと同時に
手首をドアノブを廻すように廻外運動し、
寝かせているラケット面を約90度起こし、
シャトルを少し切るような感じでヒットさせます。

ちなみに手首の回す方向は、
右利きの場合は時計周り、左利きの場合は反時計回りになります。
また、この時打点は可能な限り高い方が望ましいです。

そして、この時注意すべき点があります!
一見、クロスネットは端から端へ飛ばすので、
ついつい落下地点を狙ってしまいがちです。
しかし、実はこれが安定して入らない理由の一つなんですよ^_^;
実際にクロスネットを真横から見ればよく分かりますが、
クロスのネットに打ったシャトルは、
ネット中央付近を通過し相手コートに入ります。
ですから、落下地点を狙ってしまうとサイドアウトしてしまったり、
そうかと思って次にサイドアウトにならないように短く打つと、
ネットを越えなかったり、
はたまた浮いてしまったりしてしまうのです(>_<)

クロスネットを安定して入れるには、
放物線の頂点をネット中央に持っていくイメージでやると
意外にも入るのです。

ちょうどネットの真ん中にシャトルを乗せてやるような感じですね。

このクロスネットの放物線をネット中央に持ってくるということは、
逆に考えれば、相手からのクロスネットは、
理論上、ネット中央辺りでプッシュできるとも言えます^_^;

逆転の発想っていうやつですね(^^♪
バックハンドが慣れてきましたら、
フォアハンドの練習も行ってください。
フォアのほうがちょっと難しいかもしれませんが^_^;

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